サラマンダーとアーミン / シュノンソー城

   depuis  2001

シュノンソー城の建設はフランソワ1世の時代に始まった (1513) 。
ルイ14世の間 (1650 に滞在した。) には
城主だった叔父のヴァンドーム公に後に贈る約束をしたとされるリゴー Hyacinthe Rigaud (1659-1743) 作のルイ14世像 (写真の左に額縁) 等が飾られている。
部屋に据えられたルネサンス様式の暖炉には
<サラマンダー Salamandre とアーミンHermine >が刻まれている。
サラマンダー (サンショウウオ/火中に座って水を噴く) は
フランソワ1世のエンブレムであり、アーミン (オコジョ・シロテン/毛皮模様) はブルターニュ公国 (939-1547) のエンブレムだ。
また、暖炉左右の側面には、<フランス王国のフルール・ドリス>と<ブルターニュ公国のアーミン>が交互にあしらわれている。
フランソワ1世の妻、クロード・ド・フランス Claude de France (1499-1524) はルイ12世の娘でブルターニュ (女) 公/ブルターニュ侯爵夫人だった。
二人は又従兄妹の関係。アンリ2世の母。
ルイ12世はエンブレムにヤマアラシを使用した。

 Salamandre et Hermine / François Ier et Duchesse de Bretagne:Claude de France
Salamandre et Hermine / François Ier et Duchesse de Bretagne:Claude de France