ナポレオン1世の足跡 / ルーブル宮・エスト翼

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ルーブル美術館の東翼 Aile Est にナポレオン1世 Napoléon Bonaparte の足跡を見て取れます。

メトロのルーブル・リヴォリ Louvre Rivori から地上に出ると列柱の並ぶ巨大なルーブル宮の東面が見えます。その入り口の装飾です。

アーチの上に浅浮き彫りされた「4頭立ての一人乗り2輪戦車 クアドリガ quadrige 」の車体に皇帝の鷲が付いています (ローマ皇帝の左向きです。) 。
王冠を賭けた戦いに勝利した様を表現しています。
<La Victoire sur un quadrige distribue des couronnes (1810) >、
Pierre Cartellier (1757-1831) の作です。
また、破風はFrançois Lemot (1772-1827) による<Minerve entourée des muses de la Victoire , couronne le buste de Napoléon (1810) >です。

下に座っているミネルバ Minerve はローマ神話の戦争の女神 (ギリシャ神話のアテナ) で、勝利のミューズ達がナポレオンの胸像を仰いでいる様子を刻んでいました。
ただ、王政復古以来、ナポレオンは大王ルイ/ルイ14世に置き換えられています。

破風下両側にはルイのダブルL が見れます。

Aile Est du Musée du Louvre / Napoléon Bonaparte
Aile Est du Musée du Louvre / Napoléon Bonaparte

パレ・ブロンニャール Palais Brongniart

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旧証券取引所 Bourse はアレクサンドル・ブロンニャール Alexandre Brongniart (1739-1813) がナポレオン1世の命を受けて建築した (1807) 。
コリント式 / パンテオン神殿のギリシャ様式の建築。

ナポレオンとフランスの栄光とともに取引が活発化し、その対応として商法の改正や証券取引所の建設などがおこなわれた (1807) 。
商事裁判所  は1865年にシテ島 Tribunal de Commerce に移されるまでここにあった。

正面左の坐像は<領事の正義  Justice Consulaire >という フランシス・デュレ Francisque Duret (1804-65) の作品 (1852) 。商法に右肘をつき、左手には畳まれた天秤を持っている。

両替でお勧めの<メルソン Melson >は手前のヴィヴィエンヌ通り Rue  Vivienne 左へ直ぐ。

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メトロ 3号線 ブルス Bourse 下車。