ナポレオン3世の門 Guichets Lesdiguières

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ルーブル宮にセーヌ川側から車やバスで入れる唯一の門< Guichets Lesdiguières >は、ナポレオン3世がルーブル宮の一部を取り壊して建設した言わば「ナポレオン3世の門」です。

リヴォリ通りからカルーゼル広場に入って、カルーゼル橋を渡って左岸に出ることができます。写真はカルーゼル橋からルーブル美術館を見たものです。

中央金色の部分はペガサスに乗ったアポロン (ギリシャ神話で芸術の神) で、
作品名<芸術の守護神 Génie des Arts (1877) >、
メルシエ Antonin Mercié (1845-1916) による浅浮き彫りです。
当初のバリー Antoine-Louis Barye (1795-1875) 作のナポレオン3世の騎馬像 (1868-70) を置き換えたものです。両サイドの川 Rivière のアレゴリー (1868) は残されています。

上の破風には皇帝章が置かれ、N の上で右向きの鷲が翼を広げています。
破風下のプレートには「皇帝ナポレオン3世」と刻まれています。
Théodore Gruyère の作 (1868) です。

Guichets Lesdiguières / Pont du Carrusel / Napoléon III
Guichets Lesdiguières / Pont du Carrusel / Napoléon III

パリの市章 / 北駅 Gare du Nord

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Blason de Paris / Gare du Nord / Napoléon III
Blason de Paris / Gare du Nord / Napoléon III

パリ北駅は、パリとリール間で運行を開始 (1846) した後に、ヒットルフ Jacques Ignace Hittorff (1792-1867) によって建造 (1864) されたものです。

中央の頂部にパリ、下段にはアミアン、リール、ルーアン等6都市の紋章があります。
建設年は 1864 MDCCCLXIV とあります。
右手を添えているシールド (盾) がパリ市章です。
右の鷲は、第二帝政 (1852-70) の皇帝、ナポレオン3世を示しています。
ピエール・ジュール Pierre-Jules Cavelier (1814-1894) の作品。

ナポレオン3世の N / サン=ミッシェル橋・シャンジュ橋

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2月革命 (1848) によって7月王制が崩壊、第二共和制の大統領から第2帝政の皇帝となったナポレオン3世はオスマン Georges  Haussmann / セーヌ県知事に命じてパリの大改造を行った。

そのひとつ、パリの道路の<南北の主軸>であるパリ東駅からポルト・ロワイヤルに至る直線道路は、シテ島をシャンジュ橋とサン・ミッシェル橋で通過する。

写真は、セーヌ左派流に架かるサン=ミッシェル橋 (1857) だが、同じ3連の石造アーチ橋 / シャンジュ橋 (1858-60) が右手の右派流に架かっている。

束ねた月桂冠で囲まれた N はナポレオン3世を表している。

右、シテ島、アップルが広告を出しているのは
化粧直し中の司法宮 / パレ・ド・ジュスティス Palais de justice。

Pont Saint-Michel
Pont Saint-Michel