パリ商品取引所 Bourse de commerce de Paris フレスコ画

   depuis  2001

ナポレオン1世が焼失した穀物取引所を再建した (1811) が1854年に再び火災に遭い、1889年に再建された。現在は商品取引は行われておらず、パリ商工会議所 Chambre de commerce et d’industrie de Paris が使用している。
アンリ·ブロンデル Henri Blondel (1821-97) の建築 (1889) 。
この場所は、過って、カトリーヌ・ド・メディシス Catherine de Médicis (1519-89) の屋敷 Hôtel de Soissons があったところ。

円天井 Coupole  内部は 5大陸の大陸間貿易を 4部門に分けてフレスコ画で飾られている。

写真上段の左側がヨーロッパ、右側がアジア・アフリカ。写っていない左にロシア、右にアメリカが描かれていて全体として円形になっている。下段の写真と合わせてイメージできれば・・

<サラ・ベルナールの肖像画 (1876) >を描いた Georges Clairin (1843-1919) がアジア・アフリカ部分を担当した。       サラ・ベルナール Sarah Bernhardt

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Bourse de commerce de Paris
Bourse de commerce de Paris

メトロ 1号線  ルーヴル・リヴォリ Louvre Rivol下車、ルーヴル通り Rue du Louvre を北へ、右側。

ここから歩いてすぐのところに<Au pied de cochon>がありますね。また、近くのレアールは建物のすぐ裏まで現在大工事中です。
パリ商品取引所も工事中です (2013.07-08現在) 。

* コロナ禍の中、美術館として再生しました。フレスコ画はそのままのようですが、下方は新しいコンクリート壁で隠されたようで、このような写真はもはや撮れません。2021.05.23.