パリの建物 11 ヴァル・ド・グラース教会

   depuis  2001

ルイ14世の生母
オーストリアのアン / アンヌ・ドートリッシュ (1601-66) が建てた教会 (1647) 。
紀元前1世紀には在ったとされるパリで最も古くからの道路、<サン・ジャック通り>に面している。

ルイ13世との結婚 (1615) 後 20年以上経ってルイ14世を生んだ (1638) 。イエスへの感謝と聖母マリアへの敬意を込めてこの<ヴァル・ド・グラース教会>を建てたといわれる。
下段の破風 (ペディメント) 下に<イエスの生みの親マリア>と書かれている。
上段破風にはルイ13世王妃とルイ14世摂政の時に使用した紋章が彫り込まれている。下段破風には LA (アン・ルイのモノグラム) が見える。

バロック建築の大家 マンサール François Mansart (1598-1666) がマザランの依頼を受けて設計し (1645) 、メルシエ Jacques Lemercier (1585-1654) が仕上げた。

Église du Val-de-Grâce / Rue Saint-Jacques
Église du Val-de-Grâce / Rue Saint-Jacques

<軍事保険サーヴィス博物館  Musée du service de santé des armées> が敷地内にある。