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サラマンダー Salamandre tachetée (Salamandra salamandra) /火蜥蜴は
4大元素 (土・水・空気・火) のうち火を司る精霊です。
ルネサンス王/フランソワ1世はエンブレム emblème にこれを使いました。
火のように燃え盛る勇猛と豪胆を表現しています。
フォンテーヌブロー宮殿の「フランソワ1世の回廊 Galerie Francois Ier 」で、
多数のパターンを見ることができます。
写真はその一例で、象を描いた額縁の上部に火炎に囲まれたサラマンダーが水を吹いています。下部にもフランソワ1世の F の間に、その下の椅子の背もたれにも
サラマンダーが浅浮彫りされています。
![La salamandre, emblème de François Ier / Galerie Francois Ier / Château royal de Fontainebleau](https://galeriey2.wordpress.com/wp-content/uploads/2014/09/300.jpg?w=636)
フランソワ1世の回廊 は装飾設計したロッソ・フィオレンティーノ Rosso Fiorentino (1495-1540) のフレスコ画等で飾られ、彼はフランス・ルネサンス、フォンテーヌブロー派を育てました。
このフレスコ画はロワイヤル・エレファン l’Éléphant royal (1536頃) で、見え難いですがフルール・ド・リスの付いた象衣で盛装しています。額縁の頭部にあるサラマンダー (サンショウウオ) と合わせて、盛装した象がフランソワ1世自身であることを暗喩しています。
ロワイヤル・エレファンは、強さ、知恵、およびロイヤルティの持続可能性の象徴です。