人権と自由の広場 / シャイヨー宮

   depuis  2001

国際連合が世界人権宣言を採択したのは
1948年にシャイヨー宮で行われた総会においてだった。

写真はシャイヨー宮の右ウイングで、<人類博物館>と<海洋博物館>が入っている。

右手の左ウイングとの間が 人権と自由の広場  Parvis des Droits de l’Homme et des Libertés で、観光客が トロカデロと11月11日広場で下車してエッフェル塔見物に向かう通り道だ。広場の両サイドはそれぞれ4体、金色の彫像で飾られている。

写真の4体は手前から,果物 Les Fruits ( Félix-Alexandre Desruelles (1865-1943) 作 )、朝 Le Matin ( Pryas (1891-1985) 作 ) 、庭師 Les Jardins ( Robert Couturier (1925-2008) 作 ) 、鳥 Les oiseaux ( Lucien Brasseur (1878-1960) 作 ) で、いずれもシャイヨ宮お披露目のパリ万博 (1937) 開催時の作品。

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Parvis des Droits de l’Homme et des Libertés

ジャン・ポール・ベルモンド Jean-Paul Belmondo 主演の映画<リオの男 L’Homme de Rio (1964) >は人類博物館からブラジル古代文明の一つの彫像を盗み出すところから始まる。

彫像<果物 Les Fruits>とエッフェル塔、手前の黒い男が盗んだ像を持って逃げだしているシーン (映画から借用) 。ベルモンドは三つの像の謎を追って、ブラジル 国旗リオ・デ・ジャネイロ、ブラジリア、アマゾンへと向かう。

余談だが、南アメリカでブラジルだけ (西経46度37分が縦断する) がポルトガル語を話す旧ポルトガルの植民地だったのは、以西をスペイン権益として両国間で締結したトルデシリャス条約 (1494) によるもの。

キャプチャ リオの男3

モンパルナスタワー Tour Montparnasse (1969-72)  はアポロ11号が月面着陸 (1969.07.20.) したこの5年後に着工だから写っていないのは当然。

エルサルバドル 国旗